BrassBandとは

“ブリティッシュ スタイル” とは

ブリティッシュスタイルのブラスバンドとは「イギリス式 金管バンド」を表します。
日本ではブラスバンドというと「吹奏楽」をイメージする場合が多いのですが、”ブラス”とは金管楽器の原料である”真鍮”を意味するので ブラスバンド=金管バンド となります。ヨーロッパでは明確に区別され、ブラスバンドといえば金管バンド、吹奏楽といえばウィンドバンドというそうです。
ブラスバンドは今から約200年程前にイギリスで成立しました。最初は、募金などを募るために演奏される『救世軍』という小規模アンサンブルから派生したようです。後に炭鉱労働者の息抜きや安らぎのために結成されたブラスバンドが各地に普及し、現在のように発展していきました。
映画「ブラス!(原題:BRASSED OFF!!)」では、バンドと鉱山で働く労働者達(演奏者)の関わりが描かれており、さらに雰囲気を知ることができます。

“吹奏楽” とのちがい

大きなちがいは金管楽器と打楽器のみで編成されていることです。
吹奏楽と共通する楽器もありますが、あまり見かけない楽器もあるかもしれません。また、吹奏楽での金管楽器の扱われかたとは全く違い、非常に変化に富んだ演奏が楽しめます。時には ”超絶技巧” ”甘くせつない音色” 、吹奏楽やオーケストラなどでは敬遠されがちな”ビブラート”を多用するのも特徴的です。


プリンシパルコルネット ・・ 1人
ソプラノコルネット ・・・・ 1人
コルネット ・・・・・・・・ 8人
フリューゲルホーン ・・・・ 1人
テナーホーン ・・・・・・・ 3人
バリトン ・・・・・・・・・ 2人
ユーフォニウム ・・・・・・ 2人
トロンボーン ・・・・・・・ 2人
バストロンボーン ・・・・・ 1人
チューバ B♭ ・・・・・・・ 2人
チューバ E♭ ・・・・・・・ 2人
パーカッション ・・・・・・ 3人
合計 ・・・・・・・・・・・ 28人

しかし、最大の魅力は”サウンド”にあります。ベルが客席に向いている楽器はほとんどなく、ステージ上でブレンドされた丸く柔らかいサウンドが、間接音としてホールに響きます。同系列で統一されたハーモニーはパイプオルガンのような響きで、『動くパイプオルガン』と呼ばれることもあります。
吹奏楽やオーケストラとは一味違う”ブラスバンドの魅力”をぜひ感じてみてください。